腎泌尿器科

篠原Kクリニックでは、排尿の問題を適切に診療をするため診察前には必ず尿検査をしていただき、
検査結果を出してから診察に入ります。皆様のご理解、ご協力をお願い申し上げます。

このような方がご来院されます

  • おしっこの通り道である腎臓・尿管・膀胱・尿道に異常を感じる方(男性は、前立腺・睾丸・陰茎なども含む)
  • 過活動膀胱(おしっこが近い・間に合わない)の方
  • 腹圧性尿失禁(咳やくしゃみをしたり、重いものを持ったりするとおしっこが漏れる)の方
  • 骨盤臓器脱(膀胱などが下がってしまう)の方
  • 炎症・結石・腫瘍(がん)などの病気を検査・治療をされる方
  • 自覚症状はないが、健康管理のために定期的な検査をご希望の方

ご用意頂くもの

  • 健康保険証(必須)
  • 今飲んでいるお薬の一覧
  • お持ちの場合: 医療費受給資格者証、診察券(受診歴のある方)、紹介状(診療情報提供書)

問診票

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問診票は、事前にダウンロードできます。

ダウンロード後、プリントアウトして内容をご記入いただき、ご来院の際にお持ちください。

診療開始までの待ち時間短縮につながれば幸いです。どうぞご活用ください。

保険外診療

下記、いずれも当クリニックで実施しております。

診察・投薬すべて保険が認められておりませんので自費になりますが、保険証は一応ご持参下さい。

10錠以上は基本的に10錠単位で処方いたします。

*シアリスもご相談下さい。
**現在、診療多忙の為、保険外手術に関しては対応できない状態が続いております。ご理解のほどよろしくお願いいたします。

a.包茎手術
b.避妊手術(パイプカット)
c.勃起不全(ED)治療薬

勃起不全(ED)治療薬

初診料3,240円/心電図を含みます。
再診料1,950円
薬剤料■バイアグラ50mg錠
2錠:3,240円
4錠:6,480円
10錠:16,200円
バイアグラ後発品1錠:1,100円(キッセイ薬品製)

包茎手術

包茎手術80,000円
初診料、感染症血液検査、薬剤料(化膿止め/痛み止め)、消毒料などを含みます。

パイプカット

パイプカット100,000円
初診料、感染症血液検査、薬剤料(化膿止め/痛み止め)、消毒料、術後の精液検査などを含みます。

男性型脱毛症(AGA)の治療薬である
「プロペシア」を篠原Kクリニックで!

プロペシアは皮膚科の先生が処方されるケースが多いのですが、実は泌尿器科との係り合いが非常に大きいのです。

プロペシアの成分であるフィナステリドは元々海外では前立腺肥大の治療薬として使用されています。

日本でも治験が行われたのですが、残念ながら効果は少なく、用量は異なりますがAGAの治療薬としてのみ承認されました。

プロペシアは比較的長期に服用される患者様が多いと思います。

その時に泌尿器科医として注意していただきたいのが、前立腺癌のマーカーとして有名なPSA(前立腺特異抗原)を下げてしまうことです。

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ある程度のご年齢でプロペシアを服用される患者様は、やはり泌尿器科医のチェックが必要ではと考えます。

プロペシアはバイアグラ同様に非常に偽物が多く、ホームページでも平然と売られているのが目につきます。お気を付け下さい。

当クリニックでは、プロペシア1か月分を8,700円(お薬代込み)とさせていただいております。

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血尿・尿潜血

オシッコが赤い(あるいは紅茶のような色)・血のかたまりが出たりすることを肉眼的血尿といいます。

一方、目には見えないのに健康診断や人間ドックの尿検査で血が混じってますと指摘されるのを尿潜血といいます。

どちらも腎・尿管・膀胱・尿道・前立腺のどこかで出血している状態です。原因としては、炎症・結石・腫瘍などが考えられます。

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また、放置しておいても問題のない「尿潜血」も多々ありますが、特に痛くも何ともないのにオシッコに血が混じる「無症候性肉眼的血尿」は膀胱がんなどの悪性腫瘍がないか、きちんとした検査が必要です。

内科など専門外の医師に「膀胱炎でも起こしたのでしょう」と言われ、薬を処方されて一時的に止血したため、泌尿器科医を受診するのが遅くなり、残念ながら病状を進行させてしまった患者様を結構診てまいりました。

どうぞお早めにご相談下さい。

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前立腺肥大症

前立腺は精液の成分を作る分泌腺ですので男性にしかありません。

膀胱のすぐ下にあって、尿道をぐるりと取り囲んでいますが、50歳頃から次第に大きくなるため、膀胱を押し上げて刺激したり、尿道を圧迫して狭くするため、排尿に関するいろいろな症状が出てきます。

オシッコが近くなる・オシッコが間に合わなくて漏らしてしまう・夜3回以上トイレに起きる・オシッコをしても出し切れずに残った感じがする・おしっこがすぐに出ない・オシッコの勢いが弱くなった・切れも悪い、などです。

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「年のせいかな?」と思っているうちにいきなり尿がつまって出なくなって苦しんだり(急性尿閉)、残尿が増えて腎臓に負担がかかって腎機能障害を併発してからではやっかいです。

現在は薬の進歩により、手術しなくてもすむ患者様が増えております。どうぞお早めにご相談下さい。

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前立腺がん

前立腺がんは、日本でも食生活の欧米化により急激に増加しています。

初期には全く症状がないため、以前は、かなり進行し骨などに転移してから発見されることがほとんどのため、ホルモン治療などで抑えていくしかありませんでした。

現在は、血液検査でPSA(前立腺特異抗原)を調べることにより、早期発見が可能になり、手術など様々な方法で完治させることが可能になりました。

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但し、PSAも絶対的なものではなく、いわゆる正常値でもがんの場合もあり、高い値でも前立腺がんではないこともいくらでもあります。そのため、その数値の判断には専門医の知識が必要です。

当クリニックでは泌尿器科としての長年の経験を生かし、早期発見に努めてまいります。

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尿路感染症

a.女性の場合

急性膀胱炎は、大腸菌などの細菌による炎症として女性に多くみられます。

頻尿・残尿感・排尿時痛が三大症状(膀胱刺激症状)で、尿混濁や血尿を伴うこともあります。

一般的には膀胱炎の場合には、熱はあっても微熱程度で、38度以上の場合には急性腎盂腎炎を併発しています。

腎盂腎炎になりますと、高熱の他に、腎部痛(腰痛)・全身倦怠感・食欲不振などの症状を伴います。

診断は、尿検査が主です。さらに、尿中の細菌の種類・抗生剤の感受性検査(どんな薬が効くか)を調べておきます。

治療は原因である細菌をやっつける飲み薬(抗生物質)が主体で、患者様にはなるべく水分を摂取して菌を洗い流してもらうようにします。腎盂腎炎の場合、もしも食事ができない場合には点滴が必要になります。

きちんとした薬を服用し、充分な水分を補給すれば、膀胱炎なら1週間・腎盂腎炎なら2週間で治癒します。

治りが悪い場合、あるいは繰り返す場合にはその原因を専門医として検査してまいります。

他院におかかりで、しょっちゅう膀胱炎になるなどお困りの方もどうぞお気軽にご相談下さい。

b.男性の場合

男性の場合、急性膀胱炎や腎盂腎炎は非常にまれです。

もしも、泌尿器科専門医以外でそのような診断をされた場合には、尿路のがんや前立腺肥大症などの病気をもっていることが多いので、詳しい検査が必要です。

一方、男性では、精液の通り道の感染症が見られます。

急性前立腺炎と急性副睾丸炎(最近は睾丸という用語は使わず、精巣上体炎が正式名称です)です。

前立腺炎は膀胱炎に似た症状に高熱を伴い、内科の先生がよく腎盂腎炎と間違えます。

腎盂炎と異なり、尿所見が改善したら治癒ではないので、治りきってないのに抗生剤を終了されてしまい、慢性化したり、再発を繰り返してから泌尿器科を紹介されることが多く見られます。

また、急性前立腺炎の場合、悪化すると尿閉(オシッコがつまって出なくなること)になる可能性もあります。

一方、副睾丸炎は陰部の発赤腫脹・疼痛、そして熱発が症状です。歩行するのも辛いほどの痛みを伴うことも多々あります。

両者とも、感染症としてしっかりとした治療が必要です。当クリニックにご相談下さい。

性行為感染症(STD)

いわゆる性病です。

性病はすべて泌尿器科と思われていますが、対象になるのは男性の急性尿道炎、陰部ヘルペス・陰茎コンジロームです。

後2者は、性行為以外でも感染するので準性病と言われます。

a.急性尿道炎

淋菌性尿道炎と非淋菌性尿道炎に分類されます。

淋菌性尿道炎(淋病)は強い排尿時痛と尿道口から出てくる汚い膿が特徴です。

淋菌は現在抗生剤が効かなくなっており、内服薬での完治は難しくなっています。

きちんとした泌尿器科にかかって注射(点滴)で治しましょう。

一方、非淋菌性尿道炎の原因で一番多いのはクラミジアです。

淋菌に比べて症状が軽微で、尿道のかゆみや排尿時の熱感程度が多く、場合によっては無症状のこともあります。

クラミジアは内服薬で治療します。淋菌もクラミジアも女性では初期はまったくの無症状です。

症状が出やすい男性がしっかりと検査し、パートナーが不妊症や腹膜炎にならないよう、一緒に治療しましょう。

また、現在は淋菌でもクラミジアでもない非淋菌性非クラミジア性尿道炎が問題になっています。

特にMycoplasma genitaliumは現時点で検査が保険外であるとともに治療に抵抗性なため、きちんとした医療機関での診察が必要です。

b.陰部ヘルペス

陰部に小さな水泡ができ、それが潰れて痛痒くなります。

ヘルペスというウイルスが原因で、一度かかると治りにくく再発する可能性の高い病気です。しっかりと治療していきましょう。

c.陰茎コンジローム

おちんちんにできるいわゆる「イボ」です。

これもウイルス性で、飲み薬では治らず、電気メスなどで焼く方法が確実ですが、再発率が高い病気でした。

そのため、以前は塗り薬として、ウイルスにも効果のある抗がん剤の軟膏を保険外として使用してきましたが、コンジローム専用の保険適応の軟膏も発売されました。

どうぞ当クリニックにご相談下さい。

尿失禁

多くの尿失禁(おもらし)は治せます。
あきらめないで、恥ずかしがらないで
*尿失禁の種類

a.腹圧性尿失禁

お腹に力が入った時(くしゃみ・せきをした時、重いものを持ち上げた時など)に膀胱を支えきれずに漏れてしまうものです。

女性の4割以上の方が経験し、経産婦や肥満の方に多く認められます。

骨盤底筋体操・薬物療法で治療し、高度な場合には有効な手術法もあります。

当クリニックでは、勤務医時代のこれまでの豊富な手術経験を生かし、適切な治療法をアドバイスさせていただきます。

b.切迫性尿失禁

尿意を感じたら、トイレまで間に合わない、いわゆる「ちびってしまう」タイプです。

これも女性に多く、年齢に関係なく頻尿・尿意切迫感・切迫性尿失禁を訴える過活動膀胱(OAB)が最近マスコミなどでもとり上げられています。非常に有効性の高い飲み薬があり、泌尿器科以外でも処方されています。

しかし、膀胱炎・膀胱がん・膀胱結石がないかをきちんと判断し、また、脳卒中や糖尿病などの合併症がある患者様は膀胱の神経障害(神経因性膀胱)の影響が考えられるため、専門医での診療をお薦めします。

どうぞお気軽にご相談下さい。

尿路結石症

腎臓結石・尿管結石・膀胱結石があります。「死ぬかと思うほど痛い」のは尿管結石です。

自然排石を待てば良い場合も多いですが、大きくてとても自然には出ない結石、あるいは何時痛むかと思うと仕事や生活に支障をきたす場合もあります。

当クリニックでは、勤務医時代に年間250例を越える体外衝撃波結石破砕術(ESWL)を1人で実施してきた経験から、結石患者の方とよくご相談し、的確なアドバイス、そして砕石ご希望の場合には早期手術をご提案・手配させていただきます。

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